営業員の呼び名の変遷

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営業員の呼び名の変遷

営業活動の志向性の変化についての記事を書きました。志向性の変遷と同様に、営業員についての呼び方も時代の変遷とともに変化しています。営業員の呼び名の変遷について、みてみましょう。

セールスマン

営業員については、セールスマン(Salesman)という呼び名が一般的でした。日本でも、そのまま片仮名でセールスマンや営業マンと呼んでいました。

セールスマンという言葉がタイトルに入っている映画も、何本かあります。

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有名なものは、『セールスマンの死』という、年老いたセールスマンの悲哀を描いた作品です。主人公の息子の名前が、ビフとなっていて、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の敵役の名前と同じなのが興味深いです。

セールス・レップ

1980年代頃からセールス・レップ(Sales Rep)と呼ばれるようになりました。レップとはRepresentativeの略称です。営業員は、会社を代表して顧客と会っているという意識が込められているようです。ただし、日本ではあまりこういう呼び方は定着していないようです。

セールス・パーソン

1990年代になると、女性営業員の増加や性差やジェンダーの概念の広がりとともに、セールスマン、営業マンという呼び名が使われなくなりました。かわりに、セールス・パーソンという呼び名が定着します。日本語でも、従来の営業マンから営業員という呼び名に変わりつつあります。他の職業でも、同様の現象が広がっています。

その他

また、その頃から、営業員の職務上の特殊な機能から、バウンダリースパナー(Boundary Spanner、境界を越えて働く人、という意味)やフロントライン(Frontline、第一線で働くひと、という意味)のような表現が、学術論文等でもよく使われるようになっています。

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